7月20日に投開票が行われる参議院選挙。候補者による論戦が各地で繰り広げられる中、4日から期日前投票が始まりました。福島市の市民センターに設けられた期日前投票所には、朝から多くの有権者が訪れ、貴重な一票を投じていました。

県選挙管理委員会によりますと、期日前投票所は203か所に設けられていて、県内すべての市町村のほか、双葉町民が避難している埼玉県加須市にも設置しています。3年前の参議院選挙では、期日前投票を利用した人は36万人あまりで、投票数全体のおよそ4割を占めました。

物価高に対する経済対策などが大きな争点となる中、有権者は何を期待するのでしょうか。

福島市の80代男性「物価高(対策)ですね。生きていくのがやっとだから。食べ物だけでも(消費税を)ゼロにしてほしい」

福島市の20代女性「消費税を減らして結局はまた元に戻るというのを考えると、給付金をいただいて生活したほうがいい」

福島市の60代女性「少子高齢化(対策)や年金が気になっていて、充実してほしい。(年金が)今よりも下がらなければいい」

仙台市の20代男性「どれだけ国民に還元してくれるかが気になる。お金の使い方が信用できないところがあるのが今の政治」

定数1の福島選挙区に立候補したのは届け出順に、
参政党の新人で、会社役員の大山里幸子さん
諸派の新人で、政治団体「NHK党」の越智寛之さん
自民党の現職で、元法務大臣の森雅子さん
立憲民主党の新人で、元衆議院議員の石原洋三郎さん
無所属の新人で、元県職員の遠藤雄大さん
の5人です。

期日前投票は、19日まで行われ、20日に投開票が行われます。