農業の救世主? 「農業用ドローン」の活用

ここは愛知県豊川市の中村アスパラ園。

(中村アスパラ園 中村毅さん)
「気温が高いと普通は閉まっている穂先が、開き気味になって等級が落ちてしまう。もちろん収入も下がる。バテちゃって今の時期に親木が暑さにやられて、来年春の一番旬の時期に、収量が減ってしまう可能性も」

もちろん人にとっても危険な暑さです。

(中村毅さん)
「むちゃくちゃしんどい。(真夏のハウス内の温度は)40℃超える。採るペースも遅れるし休憩も長くなる」

きょう飛んでいたドローンは、太陽の光を反射して熱や光から作物を守る『遮光剤』をハウスの屋根に吹き付けていたのです。

(中村毅さん)「(通常は)ホースで、ハウスの上に上がって手でまく。人がまくとムラができちゃって、ちゃんと遮光されている所と遮光されていない所がある。ドローンだとムラなくきれいになっていて、ありがたい。アスパラの品質を保つという面と、働く側が少しでも楽をして品質を守れればということでお願いした」