高知県南国市は、戸籍謄本を請求するため窓口を訪れた市民に対し、誤って別の人の戸籍謄本を交付し、個人情報が漏洩したと発表しました。

南国市によりますと、6月10日、市役所の窓口で市民が戸籍謄本を請求した際、担当者が誤って別の人の戸籍謄本を交付したということです。戸籍謄本を発行する担当者が、別件で作成され、コピー機に残っていた戸籍謄本1通を下に重ねた状態で誤って押印。その後、市民課の職員が戸籍謄本を確認しましたが、誤りに気付けず、そのまま請求者に交付したということです。

6月11日に請求した市民から、「2枚目に関係のない戸籍謄本がつづられている」との申し出があり、誤交付が判明。戸籍謄本の差し替えを行い、個人情報が漏洩した市民に対しては、説明と謝罪を行ったということです。

南国市は戸籍謄本の発行業務を別の事業者に委託していて、今後、確認手順の見直しを行うとともに、発行後は別の戸籍謄本と混在しないよう、早期に回収するなど再発防止に務めるとしています。