熱帯低気圧が発達して3日午前3時に発生した台風3号(ムーン)は、父島の東およそ320キロをゆっくりした速さで北北東へ進んでいます。

気象庁によりますと、台風3号は、3日の正午には、父島の東およそ320キロの北緯27度10分、東経145度25分にあって、ゆっくりした速さで北北東へ進んでいます。

中心の気圧は998ヘクトパスカル、
中心付近の最大風速は20メートル、
最大瞬間風速は30メートルで
中心から半径220キロ以内では
風速15メートル以上の強い風が吹いています。

台風の中心は、12時間後の4日午前0時には、父島の北東およそ330キロの北緯28度50分、東経144度55分を中心とする半径65キロの円内に達する見込みです。

中心の気圧は998ヘクトパスカル、
中心付近の最大風速は20メートル、
最大瞬間風速は30メートルが予想されます。

24時間後の4日の正午には、父島の北東約410キロの北緯29度55分、東経144度55分を中心とする半径95キロの円内に達する見込みです。

中心の気圧は992ヘクトパスカル、
中心付近の最大風速は23メートル、
最大瞬間風速は35メートルが予想されます。

台風の進路に当たる小笠原諸島付近では、強風やしけに注意が必要です。

その後は、進路をやや東寄りに変えた後、北上するものと見られ、海上ではうねりなどに注意が必要なものの、本州には直接的な影響はないものと見られます。