連続噴火が続いている霧島連山の新燃岳で、3日午後1時49分頃、噴煙が火口から5000メートル上空まで上がったことが確認されました。鹿児島・宮崎・熊本の降灰予報は画像で掲載しています。

鹿児島地方気象台によりますと、新燃岳上空の風向きは火口から南方向で、噴煙は、霧島市方面へ流れています。

新燃岳の噴煙が、火口から5000メートル上空まで上がるのは、2018年4月5日以来、7年ぶりです。新燃岳は、先月27日午前10時25分に発生した噴火が現在も継続しています。

噴火警戒レベルは3の入山規制が継続中で、気象台は火口から3キロの範囲で大きな噴石に、2キロの範囲で火砕流に警戒を呼びかけています。

【新燃岳の降灰予報】
火口から南西方向に火山灰が流され、 03日09時00分から03日20時までに小林市、霧島市では多量の降灰があり、降灰は鹿児島県南さつま市まで予想されます。

03日09時00分から03日20時までに予想される降灰量は各市町村の多いところで次のとおりです。  
多量   宮崎県 :小林市  鹿児島県:霧島市  
少量   宮崎県 :都城市、えびの市、高原町       
     鹿児島県:曽於市、姶良市、湧水町、伊佐市、鹿児島市、鹿屋市、垂水市、薩摩川内市、 日置市、南さつま市、南九州市、さつま町、枕崎市、指宿市  
     熊本県 :人吉市、錦町、相良村、山江村、あさぎり町

多量の降灰が予想される範囲内では、不要な外出や車の運転を控えてください。 やや多量の降灰が予想される範囲内では、傘やマスク等で防灰対策をして、徐行運転を心掛けてください。

鹿児島・宮崎・熊本の降灰予報は画像で掲載しています。