値下げが自動化も…「東京進出の道のり」は長くなる?

藤原記者:
そして、「値下げが自動化」されています。
本来であれば、店員が値下げシールを貼っていったりしますが、人件費や手間暇がかかるため自動化されています。
レジで賞味期限を自動認識していて、商品を読み込むだけで勝手に値下げされるようになっています。
井上キャスター:
形態がイオン系列の「まいばすけっと」に近いとも思いました。
「まいばすけっと」は、コンビニを圧倒する勢いで広がっていますが、競合にはならないのでしょうか。
藤原記者:
関係者からは、トライアルはイオンの「まいばすけっと」を意識しているのではないかという声もありました。
高柳キャスター:
先進的な取り組みがされていますが、東京進出はこのままスムーズに実現すると、取材をしている藤原さんは感じますか。

藤原記者:
その道のりは、なかなか長そうです。
西友は、業績不振が長く続いているので、店舗を見てみると古い部分もあり、修繕などにコストと時間が必要になってきます。
そういったところをいかにスピード感を持ってできるかが今後の焦点になると思います。
田中ウルヴェ京さん:
先見の明ですよね。
デジタルトランスフォーメーションは重要であったり、スマートシティであったり、日本は高齢化・少子化などと考えると、これからもっとデジタル化していかなくてはいけないですよね。
そうした中で、西友の課題もいつかは必ず解決していかなければいけません。
異文化の企業同士が交わると、良い意味の化学反応が起こるので、そういうことを見据えていかなければいけないと思います。
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<プロフィール>
藤原由季子
TBS報道局経済部
コンビニ・スーパーなど流通業界を中心に取材
田中ウルヴェ京さん
スポーツ心理学者(博士)
五輪メダリスト 慶應義塾大学特任准教授
こころの学びコミュニティ「iMiA(イミア)」主宰