2013年からアマゾン(Amazon)を活用し土産品や食料品などを販売するミヤギミートはコロナ禍でも売り上げを伸ばすなど右肩上がりに成長しています。

会長の仲村美鈴さんは新型コロナの感染拡大が広がりをみせ、最初の緊急事態宣言が出されたおととし3月頃は、特に売り上げが落ち込んだと語ります。

「まったくダメ。ダメになっていました。その前の(年の同月の)売上の10%まで減っていましたね。10%(前年同月比9割減)になっていました。この辺、ゴーストタウンみたいになっている時ありましたよ」
そんな中、売り上げを支えたのが2013年から『うちなーむん』という店舗名で商品を出している「Amazon」。実際の店舗などの売り上げが、おととし3月頃は前の年の同じ月に比べ9割も減少する中、全国のすごもり需要を味方につけ売り上げを確保しました。

「コロナになってからは観光客が減ったので、だいぶアマゾンが伸びましたね」
コロナ禍で沖縄を訪れる観光客などが減る中、Amazonで売り上げを伸ばしたミヤギミートは、今年、顧客に対し優れた買い物体験を提供した販売事業者として表彰されました。

3位がさんぴん茶やもろみ酢、レトルト食品など。2位は沖縄の塩、1位はシークワーサー関連商品となっていて、沖縄ならでは商品が全国の消費者から求められています。
2013年にAmazonでの販売を始めたミヤギミート、2019年からはアマゾンの配送代行サービス、通称「FBA」を本格的に利用し、商品をアマゾンの倉庫にいったん保管するため、消費者に届けるための配送スピードもあがりました。
Amazonを利用するなどした結果、ミヤギミートの売り上げは2011年に比べ、今年はおよそ9倍になる見込みです。

Q全部アマゾン用?
「そうですね全部、あしたの出荷になりますね、むこうもこっちも。置く場所がないです。毎日こんな感じです」
右肩上がりの成長で従業員の給与のアップなど待遇改善にも繋がっています。

「今(人手が)足りない。足りない、募集(中)。倍くらい欲しい。20名くらいしかいないけど、40名くらいほしい」
沖縄の魅力を全国に発信するために始めた試みがコロナ禍でもミヤギミートの大きな推進力となっています。