■6月3日の会見を振り返る

山形大学附属中学校が、生徒や卒業生など2200人以上の個人情報が流出した可能性があると発表しました。

今のところ、情報流出による被害は確認されていないということです。

山形大学 玉手英利 学長「信頼を損なう結果になってしまい深くお詫び申し上げます」

流出した可能性があるのは、山形大学附属中学校の在校生や卒業生、職員などのべ2269人の名前や生年月日、住所といった個人情報です。

先月26日、中学校の職員が業務でパソコンを使用していたところ、画面に「マイクロソフトサポートチーム」を名乗る虚偽の警告が現れました。

表示された電話番号に連絡をして指示に従って操作したところ、パソコンを遠隔操作できるソフトウェアをインストールさせられ、およそ20分間、個人情報にアクセスできる状況になったということです。

今のところ、情報流出による被害は確認されていないということです。

山形大学では4月にも、農学部の学生およそ2300人の個人情報が入るパソコンが不正アクセスされる被害を受けていて、山形大学の関係機関全体で注意を呼びかけている最中でした。