相続税などの算定基準となる土地の価格、2025年の「路線価」が発表され、青森県内の標準宅地の平均は、算定方式が新しくなった2010年以降で初めて上昇に転じました。

仙台国税局によりますと、県内で最も路線価が高かったのは青森市新町1丁目の「新町通り」で、1平方メートルあたり16万円と2024年から5000円上昇しました。

次いで高かったのは、八戸市の中心街「三日町通り」が8年連続で同じ額となる10万5000円。弘前市では、駅前3丁目の「駅前商店街通り」が3年連続で8万4000円となっています。

青森市の路線価の調査結果については「青森港に寄港するクルーズ船の数が高い水準を維持し、日本を訪れる客の回復に加え、中心市街地の再開発で歩行者が増加傾向になり、期待感が見られ上昇となった」と指摘しています。