新型コロナウイルスについて、宮城県内でも新規感染者数の増加傾向が続いています。第8波が到来したのでしょうか、専門家に聞きました。

東北医科薬科大学・遠藤史郎病院教授:
「今までのように感染者の数が大きく増えたというのを一つの波として捉えるのであれば、今回ももう第8波が始まっていると考えていい」


東北医科薬科大学の遠藤史郎病院教授は、最近の感染者数増加について「第8波」との認識を示しました。
その上で宮城県を含む北日本で増加の傾向が顕著だと指摘します。

東北医科薬科大学・遠藤史郎病院教授:
「北日本のほうが増え方が顕著なので、気候的なもので寒くなってきて、なかなか換気がしづらいとか、空気が乾燥してきたとか、気候的な要因があると思う」


また、人の移動が盛んなことや新型コロナの新しい変異株が広がりをみせていること、感染対策の緩みなども感染拡大につながっている可能性があるとしました。

今年の冬は、新型コロナとインフルエンザの同時流行も懸念されています。

東北医科薬科大学・遠藤史郎病院教授:
「我々が取るべき対策とは、基本的な三密を避けて、飛沫が飛ばないようにお互いにマスクを着けて、可能であればワクチンを打って免疫を高めるということになってくる」


間もなく本格的な寒さが訪れますが、改めて感染防止対策の徹底が必要となります。