愛媛県は今治市にある朝倉保育園で集団食中毒が発生したとして、園の調理場を5日間の業務停止処分にしたと発表しました。

愛媛県によりますと、先月26日、医療機関から今治保健所に「朝倉保育園の園児3人が胃腸炎の症状で受診し、サルモネラ菌が検出された」と、連絡があったということです。

保健所が調査したところ、先月20日以降、朝倉保育園に通う0歳から4歳の園児19人が食中毒症状を訴え、そのうち17人が医療機関を受診、うち2人は入院していたことが分かりました。

保健所では、患者に共通する食事に加え、調理担当者や患者からサルモネラ菌が検出されたことなどから、朝倉保育園の調理場が提供した食事を原因とする食中毒と断定し、施設を5日まで5日間の業務停止処分にしました。

なお、入院していた園児も退院するなど、患者はいずれも快方に向かっているということです。