相続税や贈与税の算定の基準となる土地の価格=路線価が公表され、長野県の平均値が2年連続で上昇しました。
関東信越国税局によりますと、県内およそ5100地点の路線価は、去年と比べて0.6%上昇しました。
32年ぶりに上昇に転じた去年に続き、2年連続の上昇です。
関東信越国税局管内は1.0%、全国は2.7%上昇しました。

路線価の価格が県内で最も高かったのは、長野市の長野駅前通りの1平方メートル当たり29万5000円で、3.5%上昇しました。
要因には、駅前の飲食店の客足が回復していることや、再開発計画への期待感などが挙げられるということです。
また、インバウンド需要が続く白馬村の村道和田野線は、去年は3万7000円でしたが、今年は4万9000円となり32.4%値上がりしました。
全国でも最も高い上昇率です。
軽井沢町の旧軽井沢銀座通りは28万円で、7.7%の上昇。
一方、下げ幅が大きかったのは、木曽町の本町通りの1平方メートル当たり2万3000円で、4.2%下落しました。
全国で7番目に大きい下げ幅で、4年連続の下落です。