相続税などの基準となる土地の価格「路線価」が公表され、熊本県菊陽町の調査地点が九州で最も高い上昇率となりました。
記者「菊陽町光の森に来ています。 この場所の路線価がTSMCの影響で九州で1番の上昇率となりました」

熊本国税局によりますと、菊陽町光の森3丁目の「県道住吉熊本線」の1平方メートルあたりの価格は19万円で、2024年から22.6%上昇し、上昇率は九州で1位でした。 ※6年連続上昇
また熊本県内で最も高かったのは、熊本市中央区手取本町「下通アーケード」の210万円で、2024年から1.9%上昇しました。 ※66年連続最高

不動産鑑定士の石山博さんによりますと、熊本県内10の税務署のうち6つの税務署で最高路線価が横ばいで推移していて、「TSMCの効果が県内全域に波及しているとはいえない」としています。