山口県山陽小野田市でセメントタンカーが竣工し、見学会がありました。

竣工したのは、山陽小野田市の富士商グループホールディングス傘下の富士海運が管理するセメントタンカー「竜王」です。

「竜王」は全長113.25メートル、総トン数5271トンで、最大7573トンのセメントを運ぶことができます。

「竜王」は脱炭素化に向けた最新鋭の設備が設置されています。エンジンは燃料を電子制御しているほか、風や潮流のデータをもとに船の最適な航路を選択し、自動で速度を調整して効率的な運航ができるようになっています。

また居住区は全室バストイレ付きで、トレーニングルームもあり、船員の生活にも配慮しました。

富士海運 脇村博之社長
「まず安全運航が第一です。荷役も機器のトラブルがないようにです。メンテナンスをきちっとやっていただいて、事故のないように安全運航に徹していただきたいと思っています。」

竜王は大分県の津久見港に向けて出港し、鹿児島市の谷山港で荷揚げをする予定です。