市民の選択は市政の「継続」ではなく「変革」でした。任期満了に伴う富山県高岡市の市長選挙は、元高岡市議で新人の出町譲氏が、2位に1万6000票余りの差をつけ初当選を果たしました。

開票結果です。元高岡市議で新人の出町譲氏が4万3223票を獲得し初当選です。現職で自民党や公明党が推薦した角田悠紀氏は2万6582票、元高岡市議で新人の中川加津代氏は5437票と及びませんでした。

出町譲氏
「もっともっと住みたい街のために税金使い方を考え直す。変える。チェンジする。それが私の使命だ。どんなことがあってもくじけず前を向いて戦って変えていきたい。チェンジしたい。高岡を変える。その宣言をしたいと思っております」

出町氏は高岡市出身の60歳。テレビ朝日で記者などを務めた後、前回の市長選に出馬しましたが落選。その後、2021年の市議選で初当選しました。

選挙戦では組織力がない分、事務所と支援者が一枚岩になって草の根の活動を展開。

出町氏「相手が20人の議員が支持してようが、これだけ多くの市民の方いらっしゃるから私は何としても勝たなきゃいけないし、これでまけたら市民の敗北です。市民の敗北だけは避けたい。だから頑張ります」

税金の使い方を変え、市民主体の街づくりへの変革と、地震による液状化対策の住民負担ゼロを訴え支持を広げました。