三重県桑名市が全国で初めて制定した、カスハラをした人の名前を市が公表するという条例。ことし4月の施行後初めて「カスハラ」行為が認定されました。
(中道陸平記者)「桑名市役所です。あちらには、『カスタマーハラスメント』の相談窓口が設置されています」

この相談窓口は、ことし4月に施行された条例に基づき設置され、客や取引先からの迷惑行為、いわゆるカスハラについて相談することができます。
去年12月に桑名市議会で可決されたこの条例、全国で初めて「ある」制裁措置を盛り込んだことで一躍注目されることに…
条例では、カスハラを受けた市民が市に相談すると、有識者らで作る対策委員会がカスハラを行ったとされる人に聞き取りなどの調査を行います。そのうえで、悪質なカスハラに該当すると判断されればまず本人に警告を行います。


しかし、それでも改善が見られないような場合には、市のホームページなどでカスハラを行った人の名前を公表することができる、と定めています。
