夏の観光シーズンを前に食中毒を防ごうと、ホテルや旅館などの衛生状況を確認する検査が始まりました。
これは暑くなり食中毒などの危険性が増すこの時期に、山梨県内の保健所が毎年行っているものです。

30日は食品衛生監視員の2人が笛吹市のホテルを訪れ、検査器具を使って包丁やまな板などの衛生状況を調べました。
そしてノロウイルスの危険性が書かれたチラシを配り、調理を行う人からウイルスが食品につかないように体調管理やこまめな手洗いなどを徹底するよう呼びかけました。
県によりますと去年1年間に県内で発生した食中毒は9件64人でしたが、今年は6件171人と人数はすでに3倍近くに上っているということです。
この衛生検査は30日から10日間、県内のホテルや旅館、飲食店など200の施設で行われます。