岡山空襲から、あす(29日)で80年です。岡山市では小学生を対象にした今も残る空襲の爪痕をめぐるツアーが行われました。

「真っ赤になって燃え上がり、岡山城全体が火柱をあげて崩れ落ちました」

ツアーは、岡山空襲の被害について子どもたちに学んでもらおうと開かれたもので、小学生7人が参加しました。

児童は紙芝居を鑑賞した後、ガイドと共に空襲の爪痕が残る岡山城や旧内山下小学校を見学。焼夷弾の熱で変色した天守閣の礎石や焼け残った木を見て回り、平和の尊さについて考えを巡らせていました。

(参加した児童)
「岡山城が焼けたりして大変だったんだなと思いました。戦争はいろんな人が悲しむことなんだなと思いました」

参加した児童らは、ツアーで学んだ内容を「子ども平和新聞」としてまとめ、メディア向けに発表する予定だということです。