28日午前、高岡市の伏木富山港内で、富山高等専門学校のヨット部の生徒など3人を乗せたボートのエンジンが停止する事故がありました。この事故によるけが人はいませんでした。
28日午前8時半ごろ、富山高専のヨット部の洋上練習の前に、練習の警戒船として出航したボート「実習艇わかしお3号」のエンジンが、出航後まもなく停止しました。

このボートには、生徒2人と教員の合わせて3人が乗っていました。教員がエンジンの再起動を試みましたが動かず、118番通報しました。ボートはおよそ2時間後、現場へ駆けつけた伏木海上保安部の「巡視艇たちかぜ」に救助されました。けが人はいませんでした。

伏木海上保安部によりますと、事故の原因は燃料タンクからエンジンにつながる配管が閉じていて、エンジンに燃料が供給されない状態になっていたためだということです。
ボートはヨット部の洋上練習にあわせて、練習中の安全を見守り事故が起こった際には救助活動にあたるために出航しました。
伏木海上保安部は、船などに乗る前には念入りに点検を行うよう呼びかけています。