被爆者の証言をもとに高校生が描いた「原爆の絵」の完成披露会が27日、開かれました。

広島市の基町高校は、2007年から被爆者の記憶に残る光景を「原爆の絵」として制作しています。今回は、創造表現コースの生徒15人が、被爆者6人の証言をもとに制作しました。

こちらは、3年生の松岡瞳美さんが、入市被爆した当時3歳の脇舛友子さんが被爆した人の姿を見た恐さからうずくまる様子を描きました。

被爆者の脇舛友子さん
「やっぱり見るべきだと思います。惨事の怖さを。知らないままだとよくない、見て知ってるよって言ってもらいたい」

基町高校3年 松岡瞳美さん
「絵なので言語が通じなくても多くの人に知ってもらうことが出来るので、この絵を通して戦争はいけないということを多くの人に知ってもらいたい」

今回の作品は、来月5日にある基町高校の文化祭のほか、8月6日からは広島国際会議場でも展示されるということです。