中学生が戦争と平和について考えます。岡山市中区の山陽学園中学校で、生徒が紙芝居などで戦争の悲惨さを伝え、平和について学ぶ授業が行われました。
(生徒)
「水にぬらした布団を被って逃げている人もいました。熱くて熱くてたまりませんでした」

80年前の岡山空襲の様子を紙芝居で発表しました。この授業は、戦争と平和について生徒自身で考えてもらおうと毎年行われているものです。2年生が4月から広島の平和記念公園で語り部の話を聞くなどして学んできたことを、全校生徒約180人に伝えました。
(生徒)
「思ったこと、自分が思ったことを言えばいいんよ」
発表の後は、班ごとに分かれてそれぞれの意見を語り合います。
(生徒)
「文化が違うから考え方も違うわけやん。他の国にとっては当り前じゃないかもしれない。だから戦争が起こるんよ」

最後に授業を通して感じたことを付箋に書き、ポスターに貼りました。
(生徒)
「戦争は差別とかから始まるので、学校生活で差別をしなかったり、けんかをしなかったりすることがいいと思います」

完成したポスターは、8月に岡山県庁で行われる原爆平和展で展示されるということです。