「都市養蜂」で大切な“人による丁寧な管理”
この時期、家族を増やしたいミツバチたち。しかし、次の女王バチが育ってしまうと「分蜂」といって、巣の中にいる群れが、2つに分かれることに…。

(中部 日本みつばちの会 望月建彦さん)
「(墓の中は)涼しいですよね、石で囲われていて。住みやすいから入るんだろうと(思う)」

新たな巣を探すミツバチたちは、建物の軒下などに入り込み、人に被害を与える恐れも…。野菜や果物などの受粉という、大切な役割も担うミツバチですが、都市養蜂では「無限に増やしていい」という訳ではないのです。
(水野晶夫教授)「勝手に分蜂が起こると地域の方に迷惑をかけるので、それをしっかり管理するということが(都市養蜂では)大事な仕事」

巣箱の中では1万匹を率いる、女王蜂。「都市養蜂」でハチと人がともに生活できる環境にするには、人による丁寧な管理が欠かせません。
