福岡市東区の海岸で11歳の男子児童2人が溺れ、1人が死亡した事故を受け、福岡市教育委員会は27日、市内の小学校、中学校、特別支援学校、高校に通知を出し注意喚起を呼びかけました。

担任から子どもたちに呼びかけ

福岡市教育委員会によりますと、通知は、「子供だけで川や海には絶対に行かない」ことや「川、海、溜池などの危険水域、立ち入り禁止区域には行かない」ことなどを呼びかける内容で、担任から27日中に、児童・生徒に口頭で説明するということです。

6人で磯遊び岩場に渡ろうして溺れたか

26日午後4時前、東区の三苫海岸で起きた水難事故では、「子供2人が溺れている」と小学6年の男子児童から消防に通報があり、救急隊が小学6年の男子児童2人を救助し病院に運びましたが、およそ2時間後に男子児童1人の死亡が確認されました。

死因は溺水だということです。

現場は三苫海岸からおよそ10メートル離れた沖合で、当時、同じ小学校に通う男子児童6人が磯遊びをしていました。

陸から海の中にある岩場に渡ろうとしたところ、先頭を歩いていた2人が溺れたとみられています。

警察と海上保安部が当時の状況について詳しく調べています。