中央アフリカの高校で変圧器の爆発に驚いた生徒らがパニックを起こし、折り重なって倒れるなどして、29人が死亡しました。

AP通信などによりますと、首都バンギにある高校で25日、変圧器が爆発しました。驚いた生徒たちがパニックを起こし、校舎から飛び降りたり、逃げようとして出入り口に殺到し折り重なったりして、29人が死亡、250人以上がけがをしました。

学校では大学入学資格を得るための国際バカロレアの試験が行われていて、校舎にはおよそ5300人の生徒がいたということです。

変圧器は故障を修理して電力を復旧させた直後に爆発したということで、保護者や住民からは設備の管理義務を怠ったとして政府などに対する抗議の声があがっています。

トゥアデラ大統領は「哀悼の意を表す」などとする声明を出しています。