山梨県の北富士演習場で自衛隊員が手りゅう弾を使った訓練中に死亡した事故で、甲府地検は書類送検された隊員2人を嫌疑不十分で不起訴処分としました。

事故が遭った北富士演習場 山梨 2024年5月

この事故は去年5月、陸上自衛隊・北富士演習場で行われた訓練で手りゅう弾の破片が当時29歳の男性隊員の頭にあたって死亡し、訓練を監督する立場にあった2人の隊員が業務上過失致死の疑いで書類送検されたものです。

甲府地検はきょう26日付けで2人の隊員を嫌疑不十分で不起訴としました。

不起訴の理由について甲府地検は「過失を認めるには難があるものと判断した」としています。