アメリカ東部を中心にヒートドーム現象が発生し、今週は「10年に一度」の猛暑に見舞われています。気象当局は猛暑警報を出して、およそ1億6000万人に警戒を呼び掛けています。
強い日差しに照らされたアメリカ東部ニューヨーク。週明けから気温が急上昇し、まだ6月にもかかわらず記録的な猛暑となっています。
記者
「平日のお昼過ぎですが、ビーチにはたくさんの人が集まっています。海に入らないと倒れてしまいそうなほど暑いです」
ニューヨーク州では24日、最高気温が39℃近くまで上昇、都市部では体感温度が43℃に達しました。
猛烈な暑さの原因は、アメリカ東部を中心に発生したヒートドーム現象です。太陽に温められた熱は通常、上空へと逃げていきますが、そこに高気圧が居座ることで「鍋のフタ」のように熱を閉じ込め、気温が上昇し続けてしまうのです。
「天気予報ですごく暑くなると言っていたから、ビーチ日和だと思ったんだ」
「良い天気なのでビーチに来ました。最近ずっと雨だったから、猛暑でも外に出ることを優先しました」
アメリカメディアによると、今週は「10年に一度」の猛暑で、気象当局は東海岸の大都市を中心に猛暑警報を出し、およそ1億6000万人に警戒を呼び掛けました。
ニューヨーク市 アダムス市長(17日)
「ニューヨークの暑さを甘く見てはいけません。気候変動により、頻繁に猛暑となっていて、以前の夏とは別物です」
1868年の気象観測開始以降、6月24日の気温としては過去最高を記録したセントラルパーク。次の日に行ってみると…
記者
「走っている人いますね。“自分に厳しい”というのをちょっと超えているような気がします」
あまりの暑さに服を脱ぎ、必死に走る人たちが目につきます。
「ジムで走るのは好きじゃないから、このほうがいいんだ」
「心臓が弱い人には勧めないけど、大丈夫ならいいんじゃない」
当局は「近年の熱波は命に関わる問題だ」として、昼間は屋外での活動を控え、健康を最優先にした行動をとるよう呼び掛けています。
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