モバイルバッテリーなど身近なものに使われているリチウムイオン電池について、NITE=製品評価技術基盤機構が夏場の高温によって発火事故が増えていると注意を呼びかけました。

車の中に置かれたモバイルバッテリー。直射日光にさらされて膨らみ始め、大量の煙と炎が吹き出しました。

NITEによりますと、モバイルバッテリーや電動アシスト自転車のバッテリーなど、リチウムイオン電池を使っている製品の事故は、去年までの5年間で1860件起きていて、8割以上が火災につながっています。気温が上昇し、電池内部の温度が上がると発火のリスクが高まり、8月に事故のピークを迎えるということです。

NITEは、車の中や直射日光があたる場所に製品を放置せず、発火した場合には水没させた状態で119番通報するよう呼びかけています。