新潟県上越市の直江津港で26日午前、ボートが高波を受けて浸水し、乗っていた長野県と岐阜県に住む男性2人が、近くにいた作業船に救助されました。
いずれもけがはありませんでした。

救助されたのは、長野県内と岐阜県内に住むいずれも30代の男性です。

上越海上保安署によりますと、2人は、26日の早朝から、上越市にある直江津港の防波堤の先端付近で、ミニボートに乗って釣りをしていましたが、午前8時ごろになって天候が悪くなり急に風が強くなってきたため、引き返そうとしたものの、ボートの中に海水が入って、後部が沈んでエンジンが止まり、動けなくなりました。

2人は、午前9時ごろに近くを通りかかった作業船に手を振って救助を求め、救助されました。

提供:上越海上保安署


沈んだボートは、もう1隻の作業船が回収して、直江津港に運ばれたということです。

2人はともに新潟県出身の友人関係で、長野県に住む男性が所有する全長およそ2.8メートルの繊維強化プラスチック=FRP製のミニボートで釣りをしていたということです。

2人が釣りに出た午前5時ごろは天候は良かったということで、上越海上保安署では、季節の変わり目で天候が急変しやすい時期だとして注意を呼びかけています。