エアレースパイロットの室屋義秀選手が出場するエアレースXは、今シーズンの最終戦を、大阪を舞台にデジタルレースで開催することになりました。

これは、24日の記者会見で発表されたもので、エアレースXの最終戦となる第3戦は大阪駅の北側に広がる公園がAR(拡張現実)観戦会場になります。

大阪市で行われた記者会見 ©AIR RACEX

エアレースXは、世界のトップパイロットが最高時速400km、最大12Gという極限の環境で、飛行の正確さとスピードを競うモータースポーツで、今シーズンは室屋選手をはじめ8人の選手が参戦しています。

©AIR RACEX

選手たちは、世界中の拠点で実際にフライトし、機体に搭載された誤差わずか3センチという超高精度のセンサーで飛行データを計測します。

AR観戦のイメージ  ©AIR RACEX

そのデータをもとにAR(拡張現実)で“空飛ぶレース機”が再現され、観客は観戦エリアでスマートフォンやタブレットなどでレースを見るという新しい観戦スタイルが特長です。

AR観戦のイメージ  ©AIR RACEX

昨年のシリーズチャンピオンの室屋選手は「今シーズンも総合優勝をねらっている。第3戦の舞台・大阪でシリーズチャンピオンが決まると思うので気を抜くことなくがんばります」と抱負を語りました。

会見で答える室屋選手  ©AIR RACEX

エアレースX最終戦となる第3戦は、9月6日に、大阪駅そばのうめきた公園とうめきた広場がAR観戦会場となります。また、この模様は関西・大阪万博会場に設けられるパブリックビューイング会場でも見ることができるほか、YouTubeでも配信されます。