スルガ銀行は6月25日、株主総会を開き、解決が長期化している投資用不動産を巡る不正融資問題について、株主が進捗状況の報告義務など5つの提案をしましたが、いずれも否決されました。
静岡県沼津市で開かれたスルガ銀行の株主総会には259人の株主が出席しました。
スルガ銀行は投資用不動産を巡る不正融資問題、いわゆる「アパマン問題」について解決が長期化していることから、5月、金融庁から銀行法に基づき報告を命ずる「報告徴求」を受けました。
総会では、株主から情報の透明性を確保することや、金融庁の業務改善命令に関する進捗状況の報告義務化など5つが提案されましたが、いずれも否決されました。
<株主>
「どういう配当をするとか、これからどうしていくとか聞きたいけど、被害者に対してもどういう手当てをするとか、そういう感じではなかった」
「アパマン問題」では、債務者側の弁護団が一律解決を求めているのに対し、スルガ銀行は個別解決が合理的だとして、議論は平行線のままとなっています。
スルガ銀行は、関係者の不安を払拭するよう解決加速化を図り、適切な情報開示に努めていくとしています。
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