トランプ大統領はアメリカとイランが来週、協議すると表明しましたが、トランプ政権の中東担当の特使がイランとの包括的な和平合意の締結に自信を示しました。

アメリカのウィットコフ中東担当特使は25日、「CNBC」の番組に出演し、イランとの協議で「包括的な和平合意」を締結することに「期待を抱いている」と話しました。

イラン側から複数の関係者が接触してきたと明らかにしたうえで、「彼らは準備ができている」と話しています。

また、イランによるウラン濃縮活動の継続は「レッドライン」=越えてはいけない一線だとして認められないという認識を改めて強調しています。

また、政権1期目にトランプ大統領が仲介し、イスラエルと一部のアラブの国が国交を結んだ「アブラハム合意」について、「参加する国について、いくつか大きな発表ができると思う」と述べました。

トランプ氏が目指す「アブラハム合意」の拡大が実現するとの見通しを示した発言で、具体的な国名は挙げなかったものの、「中東の安定化につながる」と話しています。