「なでしこジャパン」最年長、熊谷紗希選手(34)が描く未来とは?

プロ17年目。いまの「なでしこ」で世界の頂点を唯一知る存在が、目指す目標を語りました。

熊谷紗希選手
「(好きな日本食は?)昔だったら焼肉と即答していたんですが、最近焼き鳥とかすごく好きです」

札幌出身の熊谷紗希選手。

 なでしこジャパン最年長のディフェンダーで、現在はイングランドのロンドン・シティ・ライオネスに所属しています。

ヨーロッパリーグの多くは、いまの時期がシーズンオフ。

今回の帰省では…。

熊谷紗希選手
「なでしこの選手たちが北海道に来るって言っていたので、地元を紹介して、回転ずし行ったりしました」

 2011年のワールドカップ初制覇と翌年のロンドンオリンピックで銀メダルなど、なでしこの輝かしい歴史には常に熊谷選手の名前があります。

代表での「通算出場数」はまもなく、“レジェンド”澤穂希選手に次ぐ、歴代2位に。

これまで、5か国で6つのクラブに所属し、世界最高峰での経験を日本女子サッカーに還元してきました。

熊谷紗希選手
「1回目行ったドイツが、パワー系のサッカーでした」

 「そこからフランスへ行ったんですが、フランスってそんなにパワー系ではなかった。スピードとかはすごいですけど、同じヨーロッパでも国によって、やるものは違うんだとすごく感じました」

 今年でプロ17年目。熊谷選手の“これから”を聞きました。

熊谷紗希選手
「今はとにかく2027年のワールドカップに集中していて、ここで優勝することが今の最大の目標です。ワールドカップ優勝したらその後のことは考えます」

 現在のなでしこで世界の頂点を知る唯一の存在。

「もう一度、あの場所へ」それこそが原動力です。

 熊谷紗希選手
「優勝を一度してますけど、簡単ではないことをここまで4大会で痛感している」

「ただ、目指せない目標ではないとは現時点でも自信を持って言える。いま、自分がサッカーをやっている大きな目標、そして大きなモチベーションになってます」