土砂災害に厳重警戒…地盤が緩みで危険

これまでの雨の影響で地盤の緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害の危険度が高くなるおそれがあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に厳重に警戒し、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意が必要です。

南西諸島も大雨に警戒 大気の状態は不安定

また、日本の南を西進している上層寒冷低気圧(UCL)の影響で、南西諸島でも大気の状態が不安定となっています。

この低気圧は27日にかけて日本の南から南シナ海に進む見込みです。上空の寒気と太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気の影響で、南西諸島では雷を伴い激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所があります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に警戒し、落雷や突風にも注意してください。

強風・高波にも注意 広範囲で海上荒れる

26日にかけて、熱帯低気圧や日本海の低気圧と前線の周辺では気圧の傾きが大きくなり、やや強い風や強い風が吹く所があります。西日本から東日本では強風に注意が必要です。また、東日本太平洋側では熱帯低気圧の高波域からのうねりの影響で波が高くなりしける所があります。伊豆諸島では4m、関東では3mの高波が予想されるため、海上や海岸付近では十分な警戒が必要です。