東京に本社を置く企業が、7月から本社機能を高知市に移し、“高知の企業”になります。地域課題の解決や新たな雇用の創出が期待されます。

東京から高知に本社機能を移すのはデジタルマーケティングに特化した包括的なサービスを提供しているHarForです。地域活性化を理念に掲げているHarForは、2024年5月、高知市本町にオフィスを開所。スタッフ35人のほとんどが地元採用でした。7月から、地域課題の解決に向けた新たな部門を立ち上げることになり、それに合わせて本社機能を高知オフィスに移転。自治体や企業と連携しながら、地産地消型のビジネスモデルを、発信していきたい考えです。濵田知事と桑名市長は、若者の都市への流出が課題となる中、新たな雇用の創出にもつながると、期待を寄せています。

(HarFor 藤友英教 社長)
「いろんな魅力的なコンテンツを持っていたり、戦略を持っていたりするんですが、どういうふうにうまく実現していくかというところについての課題感を持っている自治体が多くあります。我々のデジタルマーケティングやBPOを生かしつつ、そういったものをしっかりビジネスに結びつけていく、具現化していく、そして魅力をしっかり発信していくところを実現できたらと思っています」

HarForは、まずは、県産品のPR事業を県とともに進めることにしていて、その後は、企業などとも連携していきたい考えです。