仙台市内の小中学校2校で、給食の牛乳を飲んだ児童生徒が体調不良を訴えた問題があった中学校では、給食の約2時間前に牛乳を冷蔵庫から出し常温で保管することが常態化していたとみられます。

子どもが口にする牛乳は本来、どのように取り扱うべきなのか、市内の小学校を取材しました。

髙橋未来記者
「こちらの小学校では、食べ始めの30分前までこちらの牛乳冷蔵庫で牛乳を保管しています」

仙台市若林区の南材木町小学校では朝、業者から届いた牛乳は、配膳室内の牛乳冷蔵庫で保管されます。

仙台市では提供時に牛乳の温度が10度以下となるよう定めていて、この小学校でも、食べ始めの30分前に冷蔵庫から取り出し、教室に運ばれます。

児童
「牛乳は甘くて飲み飽きなくてずっと飲めておいしい」
「外が暑いので、牛乳が冷たくておいしい」

南材木町小学校 庄子文崇教頭
「牛乳の取り扱いのマニュアルなどもあるので、それらの内容をしっかりと守って給食を提供したい」

この問題は23日、仙台市若林区の小学校と太白区の中学校の合わせて2校で、牛乳を飲んだ児童生徒が味の違和感や体調不良を訴えたものです。

仙台市教委は学校の保管状況に問題があったとみてこの2校で24日から牛乳の提供を中止しています。