新米は備蓄米以上の値段での販売を目指す 被災地で小泉大臣は強調
復旧した棚田に青々とした稲が植えられている輪島市の白米千枚田。小泉大臣はオーナー制度の特別名誉会員でこれまでも田植えなどに訪れています。

コメの栽培に向けては地震の影響で水漏れがあるなど被害が残る中ですが、小泉大臣は復旧に向けての取り組みについてなど関係者から話を聞きました。
小泉進次郎農林水産大臣「改めてこの絶景を次世代にも引き継いでいかなければならない。地域の魅力を震災によって絶やすことのないように、国・県・市と連携して復興の事業を前に進めたい」
また、輪島市町野町を訪れ地元農業法人の代表者らと意見交換した小泉大臣に対し、なりわい再建を急ぐ農家からは備蓄米の放出がコメの価格に与える影響を不安視する声が上がりました。

Skyファーム・青木悟代表理事「コメは(5キロ)2000円だということになると、やりたくてもやれんような状態になる」
小泉進次郎農林水産大臣「国産米離れを防ぎたい。そのためには備蓄米を2000円で流してできる限り早く国民やマーケットに対して安定化させる。ここの2000円とこれから出てくる新米が同じなんて全く考えていない。どうかそこはご心配なきよう」
小泉大臣はJAについても言及し「農家の手取りが上がるよう、必要なサービスを提供すべき」とした一方、「その主体は農協に限らずどこであってもいいというスタンスだ」と強調しました。