小泉進次郎農林水産大臣が25日石川県輪島市を訪れ、能登半島地震からの復旧の様子や政府備蓄米の流通状況を視察しました。なりわいの再建に向け農地の復旧作業を進める農業従事者とも意見を交わし、備蓄米で国産米離れを防いだ上でコメの価格安定に取り組む考えを示しました。

就任後初めて石川県入りした小泉大臣ですが、さっそく輪島市内でコメを販売する小売店を訪問しました。

小泉進次郎農林水産大臣「地元の人の反響はどんな声がありましたか。『扱うの?』という声ですか」

コメの取扱量が少ない小売事業者は政府と随意契約が結べないため、石川県が事務局となり17業者で協議会を発足させ、共同で備蓄米を買い付ける仕組みを導入しています。

小泉進次郎農林水産大臣「こういった形で能登被災地にも随意契約の備蓄米が届くということが、地域の皆さんの協力でつながったというのは本当にうれしい。きのうから始まった販売を通じて地域が少しでも前向きな方向に行くように期待している」