自転車ロードレースのヴィクトワール広島は年に一度の日本人チャンピオンを決める全日本選手権で過去最高の成績を収めました。


静岡県伊豆市で行われた全日本選手権は8キロのコースを20周、富士山の1・5倍の5千メートルの標高差を登るアップダウンの激しいコースです。

レースは気温30度の中、厳しい消耗戦となりました。ヴィクトワール広島の5人のうち、登りに強い久保田とエース孫崎(まごさき)大樹の2人はメイン集団の中でしっかりと追走します。選手の最後尾を車でサポートするのは西村大輝監督です。

「今持ってる力っていうのはちゃんと出したと思いますし、ちゃんとこのレースに合せて。このコースでここまで出来たっていうのは自信にも繋がります」(孫崎大樹)

孫崎は不得意なコースで最後まで粘りきり、チーム創設10年で過去最高の6位に入りました。久保田もしっかり登り切り、14位に入る健闘。国際ランキングのUCIポイントを初めて獲得しました。

「ホントにないものを振り絞って、振り絞って前半もみんなサポートしてくれたんでそれに答えようと思って、無茶苦茶キツかったあ」(久保田悠介)

「今日のミーティングでトップテンはノルマだよ。ってトップ5になったら大健闘だよという話をしてたんですけど、孫崎が6位に入ってくれTすごい良い1日になったと思います」(西村監督)