宮崎県高千穂町の五ヶ瀬川沿いで崖が崩落しているのが確認されました。
現場は高千穂峡や中学校の近くで、遊覧ボートが一時休止になるなど影響が出ています。
崩落が起きたのは、高千穂峡の近くの五ヶ瀬川左岸の崖で、町や観光協会などによりますと、22日昼以降、複数回、崩れたということです。
県西臼杵支庁によりますと、崩落は幅およそ10メートル、高さおよそ15メートルで崖を形成する柱状の割れ目、柱状節理の風化が原因とみられています。
観光協会は、緊急点検のため、22日から高千穂峡の遊覧ボートの営業を一時休止していましたが、安全が確認されたことから、24日午前8時半から営業を再開しました。
また、崩落した崖の上には高千穂中学校があり、現在、現場近くの部室や駐輪場の使用が禁止されています。
高千穂町は「今後、県や観光協会と連携しながら安全管理を行いたい」としています。