6月20日、議会から辞職勧告を受けた球磨村の松谷浩一(まつたに・こういち)村長が、続投する意思を明らかにしました。
球磨村 松谷浩一村長「もう1回、職員のみなさんには、今回のことをしっかりとお詫びして、残りの任期を務めさせてもらおうと決断してきょう報告した」
松谷村長をめぐっては、第三者との会合で「球磨村役場の職員はわからん」と発言したことが「能力が低い」という意味だとして、議会などで問題視する声が相次いでいました。
そして、議会は6月20日、村としては初めて、村長に対する辞職勧告決議案を賛成多数で可決しました。
松谷村長によりますと24日朝の会議で課長たちに改めて発言を謝罪した上で、信頼関係の回復を図りたいと、村長続投の意思を伝えたということです。
松谷村長が議会からの辞職勧告を拒否する形となったことについて、辞職勧告決議案に賛成した村議の一人はRKKの取材に「今後の村政運営を注視する」と話しています。
辞職勧告決議案に賛成した村議「村長の続投の意思も重いが、議会の辞職勧告決議も重い。状況が変わらなければ不信任決議案も視野に入れなければならない」
なお、村長とともに議会から辞職勧告を受けた上蔀宏(うわしとみ・ひろし)副村長も「村の発展に向けて頑張りたい」と話し、辞職しない考えを示しました。