天皇陛下が、芸術分野で優れた業績をあげた人に贈られる「日本芸術院賞」の授賞式に出席されました。

陛下はきょう午前、東京・上野の授賞式会場に到着し、集まった人々ににこやかに手を振って館内に入られました。

今年の日本芸術院賞受賞者は10人で、このうち彫刻家の勝野眞言さん(71)や小説家の川上弘美さん(67)、文楽人形遣いの吉田和生さん(77)には特に優れた業績をあげたとして、あわせて恩賜賞も贈られました。

授賞式のあと、陛下は受賞者と懇談し、作品や活動について説明を受けられました。

陛下は、女性を写実的に表現した「裸婦彫刻」を制作した勝野さんに、「作品を作るのにどれぐらい期間がかかったのですか」や「中でも工夫されたところは」などと制作過程について熱心に質問を重ねられました。

文楽人形遣いの吉田さんに人形の動かし方について説明を受けた陛下は、実際に人形の首を手に持って操作し、「眉もこうやって動かすのですね」と関心を持たれていた様子でした。