平和学習の一環です。岡山県真庭市の蒜山高原にあった国内最大規模の軍事演習場の跡地で、地元の小学生を対象にした見学会が行われました。

見学会が行われたのは「蒜山原陸軍演習場」の跡地です。広さはおよそ8,000ヘクタール。終戦の1945年まで10年間使われた場所で、西日本の各地から集まった兵士が戦地に派遣される前に最後の訓練を行ったとされています。

見学会は平和学習の一環として真庭市が今年初めて開いたものです。樫邑小学校と余野小学校の児童あわせて9人が参加し、戦車の格納庫や地下壕など、今も残る当時の建造物を見て回りました。

(参加した児童)
「(戦争は)そこに住んでいる人には悲しみしか残らないので、絶対にないほうがいい」
(真庭観光局 森脇由恵さん)
「自分たちの今の生活というのが大事なんだというのを、自分の地域から自分ごととして考えていただくきっかけになれば」

見学会は今後も行われる予定で、3つの小学校が参加することになっています。