長野市の夏祭り「長野びんずる」。コロナ禍で減った踊りの参加者を増やそうと、体験イベントが開かれました。


21日、長野市のセントラルスクゥエアが少し早い、夏祭りの雰囲気に。

参加者:「久しぶりに踊りました」
参加者:「ステップが軽やかで楽しかった」

近年、大幅に減っているという「長野びんずる」の参加者を増やしたいと企画されました。

イベントには、EXILEのMAKIDAIさんも参加。訪れた人たちとともに長野びんずるの新正調踊りを体験しました。


1971年に始まった「長野びんずる」。企業や団体などが「連」を組み、お囃子に合わせて通りを一斉に踊り歩く光景は、長野市の夏の風物詩です。

かつては200連・1万人以上の参加者がいたものの、5年前のコロナ禍での中止を境に激減。

3年ぶりに開催された2022年は、当日実際に参加した人は1200人ほど。これはコロナ前の2019年の10分の1以下です。

その後、徐々に参加者は戻ってきていますが、働き方改革の影響なども受け、去年(2024年)はおよそ5600人といまだ1万人には及びません。

訪れた人:「最初(初めて見た時)のインパクトが強いから、縮小気味に感じる」訪れた人:「(初めて見た年が)すごく素晴らしいびんずるだった。もう一回ああいう感じにと思う」


祭りの実行委員会では、今回の体験を通して長野びんずるに興味を持ってもらい、かつてのように参加者1万人超えを目指したいとしています。

体験した人:「踊りが結構難しくて参加しにくいというところがあったが、踊ってみて、意外と出来そうだなと思ったので、本番でもやってみたい」


第55回長野びんずる実行委員会 伊藤陵輔事務局長:「びんずる踊りの楽しさを体感してもらうことで、本年度は1万人を目指したい。夜でも暑い時期なので、元気な方なら誰でも待っている。踊り自体も難しいものではないので気軽に参加してもらえれば」

「長野びんずる」の参加連の募集は今月30日まで、祭りは、8月2日に開催されます。