通常国会が22日に閉幕し、参院選に向けた事実上の選挙戦がスタートしました。また、異例の土曜審議となったガソリン減税法案を巡っては与野党からの批判合戦となっています。

「起立多数、よって本案は委員長報告の通り可決いたしました」

与党からの怒号が飛び交う中行われた採決。野党7党が共同で提出したガソリン税の暫定税率を廃止する法案についてです。

衆議院では野党の賛成多数で可決。法案は参議院に送られ異例の土曜日の国会審議に。
しかし参議院で多数を占める与党側が採決を拒否したため法案は廃案となりました。

立憲民主党の県内議員からは批判の声が…
【立憲民主党 西村智奈美 衆議院議員】「石破内閣の物価高に対する対応は非常に遅い」

一方、採決を拒否した自民党の議員は野党が提出した法案の欠陥を指摘し『選挙前のアピール』だと批判します。
【自民党 国定勇人 衆議院議員】「(野党が出した法案では)7月1日に施行しなければいけない。それまでの間に揮発油税法を改正しなければいけないにも拘わらず、野党は国会の延長をしないまま閉じることになった。仮に成立した場合どうやって施行日を迎えようとするのか。これはいい加減で無責任で投げやりだと」

終盤に参院選に向けた駆け引きが行われる中、国会は22日閉幕。参院選に向けた事実上の選挙戦がスタートです。