6月22日朝、熊本市中心部のアーケードに置かれている植栽が何者かに折られました。アーケードを管理する組合は、近く警察に被害届を出す予定です。
通行人「不届きだよね、何を考えているのか。常識的に考えられない」
通りがかった人が”不届き”と断じる行為。問題が起きたのは、熊本市中央区の下通アーケードです。
記者「置かれている7つの植栽のうち、3つが折られていたということです」

幹が真ん中あたりで折れた『シマトネリコ』の木。管理する商店街の組合によりますと、6月22日朝、木が折れているのを発見した通行人が警察に通報。その後、組合がアーケード内に設置した防犯カメラを確認すると、午前7時ごろに「木を折る様子」が映っていたということです。
下通二番街商店街振興組合 前原孝志郎さん「明らかに故意的に折っていると映像を見て確認した」

ベンチと植栽は組合が2年ほど前から設置しているものですが、これまでにも2回、折られる被害に遭っています。警察に被害届を提出し、1回は弁償されました。
「アーケードの憩いの場所になれば」という思いを込めて設置されたこのスペース。組合に所属する店が交代で清掃などをしていることもあり、関係者は心を痛めています。
下通二番街商店街振興組合 前原孝志郎さん「みなさんの思いがある場所が被害に遭うというのは残念でしょうがない。みなさんに愛されたいスペースなので、大事にしてもらいたい」

被害に遭うのは今回が3回目。組合は近く、警察に被害届を出すことにしています。