福島県浪江町の帰還困難区域、南津島地区に伝わる田植踊りが、今年11月に行われる全国民俗芸能大会に出演することが決まりました。

南津島の田植踊りは、200年以上続くとされる地域の伝統芸能です。原発事故で存続が危機的な状況となりましたが、地元の保存会や仙台市の学生が継承を担い、おととしと去年、地元・津島での復活を果たしました。こうした中、今年11月に東京・新宿区で開かれる全国民俗芸能大会に出演することが決まりました。

去年10月に披露された田植踊り

この大会は、全国の民俗芸能が一堂に会するもので、前身の大会が100年前に始まった歴史ある大会です。南津島の田植踊りは、2005年の大会にも出演しました。

保存会の会長、三瓶専次郎さんは「全国の芸能に引けを取らない踊りをお見せしたいと思います」とコメントしています。

三瓶専次郎さん