6月、熊本市電のレールが剥がれ運休したことについて、熊本市交通局はレールが剥がれたのは経年劣化が原因と明らかにしました。

6月1日、「熊本城・市役所前電停」近くのカーブで、レールの溶接部分が剥がれ市電が運休しました。

レールが剥がれたことについて、市交通局は「車両の通過で負荷がかかり続けたことによる経年劣化が原因」としています。

剥がれているのが見つかった今回の1.6メートルを含む11メートルの区間で、すでに補修工事を終えています。レールの目標耐用年数は30年とされていますが、全線12.1キロメートルのうち半分近い47%が、設置から30年以上経ったレールでした。

市交通局は「一概に年数だけでは判断できない」としたものの、「交換計画を見直し、スピード感をもって対応していく」としています。