22日夕方、霧島連山の新燃岳で噴火が発生し、宮崎県高原町や小林市など6つの市と町で降灰が確認されました。

気象台は、22日午後4時ごろ、高原町で降灰があったと通報を受け、その後、4時37分に監視カメラで新燃岳の噴火を確認したと発表しました。

噴煙は、火口から500メートル以上に上がり、高原町、小林市、国富町、西都市、宮崎市、新富町で降灰が確認されました。

新燃岳で噴火が観測されたのは2018年6月以来、7年ぶりです。

(住民)
「何の前触れもなくてびっくりした。ちょっとここに来るときに灰が(車の)前についた」

新燃岳の噴火警戒レベルは、火口周辺規制の「2」が継続されています。

気象台は火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石に警戒するとともに、風下側では火山灰や小さな噴石に注意するよう呼びかけています。