東日本大震災の伝承を目的に2024年開館した大槌町の民間伝承施設で22日、開館1周年を記念したシンポジウムが行われました。
シンポジウムを行ったのは「大槌伝承の館(やかた)」です。「震災15年を前に私たちはなにをどう伝承するのか」をテーマに地域団体の代表や遺族らが震災伝承に対する考えを述べました。このうち吉里吉里地区復興まちづくり協議会で代表を務める藤本俊明さんは「地域の行事を通じて災害に強い子どもたちを育てるのが使命です」と話しました。
また、伝承施設の共同館長で両親と兄を津波で亡くした倉堀康さんは「伝承の形はひとつではない」と話し、音楽やダンスを通して伝承を行う活動を紹介しました。施設では6月29日に大槌町内で開館1周年を祝う記念コンサートを開く予定です。
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