高級魚として知られる「シロアマダイ」の生態を知るために20日、山口県長門市で稚魚の標識付けが行われました。

県水産研究センターの職員など15人が、「シロアマダイ」の稚魚に標識を付けました。
標識付けは、放流した魚がどのように成長したのか調べるために行うものです。

全長50から70ミリの稚魚の左腹にあるヒレをピンセットで丁寧に取り除き、個体の識別ができるよう標識を付けました。
県水産研究センターでは、2017年から「シロアマダイ」の稚魚の生産に取り組んでいて、2019年に全国で初めて大量生産に成功しました。
現在、県栽培漁業公社と協力し、年間数万匹の稚魚を生産しています。
「シロアマダイ」は希少性が高く高値で取り引きされていて、大量生産により安定供給を目指します。

県水産研究センター 野村玲偉 技師
「効率よく作業を進めることができてよかった。みなさまの食卓に並ぶぐらいたくさん取れて効率よく山口県内にシロアマダイが増えてくれたら」
標識付けされた稚魚は仙崎湾に放流されました。
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